復習:自分の考え方がおかしいからうつが治らないの?
※この記事は、どちらかというと
自律神経失調症によるうつ状態や、うつ病の経験者向けです。
元気な人に自分のことををなかなか分かってもらえない
という現実を、うつの原因と合わせてつづりました。
僕は、「まじめだから」とか、「無理しすぎたから」
うつ状態(うつ病)になったんだ、とよく言われる。
じゃあ、今うつっぽい人とか、自律神経失調症の人は、
みんながみんな今もまじめで無理しすぎで消極思考の人なんだろうか?
(≒精神面で、ストレスを抱え易い思考パターンの人なんだろうか?)
そうとは言えないよね。
ここが、うつや自律神経失調症になったことのない人に知ってほしいことだ。
必ずしも考え方に問題があるから今この病気に苦しんでるわけじゃない、
ということ。
(あ、書きはじめたはいいけど、長くなりそうな予感…(^_^;))
自律神経失調症もうつ病も、原因はだいたいが
ストレスによるものだと言われているよね。
じゃあ、ストレスって何? って考えてみると、だいたい4つに分類される。
僕の好きな分け方はこの4つの分け方だ。
※以下の4つに分類しているものもあるけど、
「生物的」ストレスは特定の状況でしか当てはまらないし「構造的」ストレス
が入ってないから、下の分け方はあんまり好きじゃないんだよね。
(確かに、生物的ストレッサーのかぜにやられると、
うつがちょっと大変になることはある。でもそれはその時だけ。)
健康な人が特によく勘違いするけど、
上に出てきた「精神的(心理的)ストレス」だけがストレスだと
思ってしまいやすい。
多分健康な人の半分以上はそう考えてるんじゃないかと思う。
だから、「うつ=精神的ストレス」みたいなイメージを持ちやすいね。
でも、ほかの原因、つまり構造的ストレス・気候的ストレス・
化学的ストレスなども関係してるかもしれない
ということも覚えておきたいね。
もちろん、どのくらいストレスに耐えられるかについては
物事の受け止め方によりかなり変わってくる部分もある。
例えば新しい職場で上司にきつく注意されたりしても、
「初めなんだからしょうがない、次から気をつければいいや。」と考えるか、
「僕はもうこの職場でうまくやっていくことはできないんだ。」と考えるかで
その人にとってどれくらいストレスになるかが変わってくるよね。
もちろん、最初の考え方の人の方が、断然ストレス耐性は高い。
でも、こういう物事の受け止め方以外の部分って
やっぱりあると思うんだ。
さっき出てきた構造的ストレスとか気候的ストレスなど、
他の理由ででうつっぽくなっていれば、
その分だけ、精神的ストレスの許容量も自ずと減ってくるはずだし。
それに、うつになる可能性があるか、絶対ならないかは、
遺伝でもう決まっているんだって。(某科学雑誌より。)
(誤解しないでほしいのは、必ずうつ病になる遺伝子というのは
存在しないということ。)
つまり、うつ病に絶対ならない遺伝子を持ってる人もいるんだ。
ということは、うつになる可能性の程度(ストレス耐性)も、
きっとある程度は遺伝により決まっちゃってるはずだよね?
こういうことを書いたのは、
別に、絶対うつにならない人のことをひがんでるからじゃない。
「必ずしも自分に問題があるからうつになってるわけじゃないんだよ」と
自分に言い聞かせて安心させてあげるためだ。
(極端に言えば、「僕はうつになりやすいんだから、
ちょっとのストレスでうつになるのは仕方ないじゃん」ってこと。)
もちろん、物事に対するバランスの取れた見方をすることは
だれにとっても大切なことだよね。だけど、
「自分の考え方に問題があるからいつまでたっても治らないんだ」
なんてばっかり考えていたら、それこそストレスになってしまう。
しょうがないものはしょうがない、かな…。
今現在考え方はだいぶよくなってきていても、
なかなか思うように治らないこともある。
(僕もその1人。
確かに前は今よりもまじめで融通が利かなかった部分もある。)
僕と同じように、カウンセリングを受けたりして
自分の偏った考え方をバランスの取れた見方に
置き換えるようにしてきた人も多いんじゃないかな。
それでも、体調が悪かったり、訳もなく落ち込んだりすることもある。
それがうつの治りがけ(または「安定期」って言うやつ?)なんだよね。
去年見つけた本の中に、いつも思い出したいこんな言葉があった。
いいときがあるとなかなか大変なんだよね。
調子が悪くなったときに、
いいときと比べちゃったりしてますます落ち込んだり…。
で、そういうときに元気な人から「治らないのは、君の考え方が悪いからだ」
みたいなことを言われると最悪の気分になっちゃうよね。
「そうじゃないんだ、うつってこういうものなんだ」って
自分に言い聞かせながらやっていくしかないよね。
元気な人に自分のことを分かってもらえないのは仕方ない。
だって、うつという点では自分の方がたくさん経験を積んでるんだから。
もちろん、できればほかのだれにも積んでほしくない経験だけど。
長くなったけど、自律神経失調症とかうつ病の原因が分からなかったり、
なかなかよくならなかったりすると、ホント、いろいろ大変だよね。
うつのことをよく知らない元気な人に
自分のことが分かってもらえなかったりするとがっかりするけど、
まあ、それは気にしないことにしよう!
半分グチみたいになっちゃったかな…。
よかったら皆さんもコメントに
グチでもなんでも書き込んでください。
最後まで読んでくれてありがとう。( ̄∇ ̄)
↓よろしければ応援クリックお願いしま~す! m(_ _)m自律神経失調症によるうつ状態や、うつ病の経験者向けです。
元気な人に自分のことををなかなか分かってもらえない
という現実を、うつの原因と合わせてつづりました。
僕は、「まじめだから」とか、「無理しすぎたから」
うつ状態(うつ病)になったんだ、とよく言われる。
じゃあ、今うつっぽい人とか、自律神経失調症の人は、
みんながみんな今もまじめで無理しすぎで消極思考の人なんだろうか?
(≒精神面で、ストレスを抱え易い思考パターンの人なんだろうか?)
そうとは言えないよね。
ここが、うつや自律神経失調症になったことのない人に知ってほしいことだ。
必ずしも考え方に問題があるから今この病気に苦しんでるわけじゃない、
ということ。
(あ、書きはじめたはいいけど、長くなりそうな予感…(^_^;))
●そもそも、うつ状態・うつ病になった原因
自律神経失調症もうつ病も、原因はだいたいが
ストレスによるものだと言われているよね。
じゃあ、ストレスって何? って考えてみると、だいたい4つに分類される。
僕の好きな分け方はこの4つの分け方だ。
精神的ストレス・構造的ストレス・化学的ストレス・気候的ストレス自律神経失調症・うつ病を改善する体力について
※以下の4つに分類しているものもあるけど、
「生物的」ストレスは特定の状況でしか当てはまらないし「構造的」ストレス
が入ってないから、下の分け方はあんまり好きじゃないんだよね。
(確かに、生物的ストレッサーのかぜにやられると、
うつがちょっと大変になることはある。でもそれはその時だけ。)
ストレスの原因はストレッサーと呼ばれ、その外的刺激の種類から物理的ストレッサー(寒冷、騒音、放射線など)、化学的ストレッサー(酸素、薬物など)、生物的ストレッサー(炎症、感染)、心理的ストレッサー(怒り、不安など)に分類される。Wikipedia-ストレス_(生体)
健康な人が特によく勘違いするけど、
上に出てきた「精神的(心理的)ストレス」だけがストレスだと
思ってしまいやすい。
多分健康な人の半分以上はそう考えてるんじゃないかと思う。
だから、「うつ=精神的ストレス」みたいなイメージを持ちやすいね。
でも、ほかの原因、つまり構造的ストレス・気候的ストレス・
化学的ストレスなども関係してるかもしれない
ということも覚えておきたいね。
●ストレス耐性の個人差
もちろん、どのくらいストレスに耐えられるかについては
物事の受け止め方によりかなり変わってくる部分もある。
例えば新しい職場で上司にきつく注意されたりしても、
「初めなんだからしょうがない、次から気をつければいいや。」と考えるか、
「僕はもうこの職場でうまくやっていくことはできないんだ。」と考えるかで
その人にとってどれくらいストレスになるかが変わってくるよね。
もちろん、最初の考え方の人の方が、断然ストレス耐性は高い。
でも、こういう物事の受け止め方以外の部分って
やっぱりあると思うんだ。
さっき出てきた構造的ストレスとか気候的ストレスなど、
他の理由ででうつっぽくなっていれば、
その分だけ、精神的ストレスの許容量も自ずと減ってくるはずだし。
それに、うつになる可能性があるか、絶対ならないかは、
遺伝でもう決まっているんだって。(某科学雑誌より。)
(誤解しないでほしいのは、必ずうつ病になる遺伝子というのは
存在しないということ。)
つまり、うつ病に絶対ならない遺伝子を持ってる人もいるんだ。
ということは、うつになる可能性の程度(ストレス耐性)も、
きっとある程度は遺伝により決まっちゃってるはずだよね?
こういうことを書いたのは、
別に、絶対うつにならない人のことをひがんでるからじゃない。
「必ずしも自分に問題があるからうつになってるわけじゃないんだよ」と
自分に言い聞かせて安心させてあげるためだ。
(極端に言えば、「僕はうつになりやすいんだから、
ちょっとのストレスでうつになるのは仕方ないじゃん」ってこと。)
もちろん、物事に対するバランスの取れた見方をすることは
だれにとっても大切なことだよね。だけど、
「自分の考え方に問題があるからいつまでたっても治らないんだ」
なんてばっかり考えていたら、それこそストレスになってしまう。
しょうがないものはしょうがない、かな…。
●うつが快方に向かっていても、調子の悪いときはある
今現在考え方はだいぶよくなってきていても、
なかなか思うように治らないこともある。
(僕もその1人。
確かに前は今よりもまじめで融通が利かなかった部分もある。)
僕と同じように、カウンセリングを受けたりして
自分の偏った考え方をバランスの取れた見方に
置き換えるようにしてきた人も多いんじゃないかな。
それでも、体調が悪かったり、訳もなく落ち込んだりすることもある。
それがうつの治りがけ(または「安定期」って言うやつ?)なんだよね。
去年見つけた本の中に、いつも思い出したいこんな言葉があった。
治療経過中の“三寒四温”、“揺り戻し”…春がもうそこまで来ていると思って、その後もう少しの間、我慢してください。(「治療経過中の軽症うつ病 「ゆううつ」の精神病理」・笠原嘉著・講談社 より)
いいときがあるとなかなか大変なんだよね。
調子が悪くなったときに、
いいときと比べちゃったりしてますます落ち込んだり…。
で、そういうときに元気な人から「治らないのは、君の考え方が悪いからだ」
みたいなことを言われると最悪の気分になっちゃうよね。
「そうじゃないんだ、うつってこういうものなんだ」って
自分に言い聞かせながらやっていくしかないよね。
元気な人に自分のことを分かってもらえないのは仕方ない。
だって、うつという点では自分の方がたくさん経験を積んでるんだから。
もちろん、できればほかのだれにも積んでほしくない経験だけど。
長くなったけど、自律神経失調症とかうつ病の原因が分からなかったり、
なかなかよくならなかったりすると、ホント、いろいろ大変だよね。
うつのことをよく知らない元気な人に
自分のことが分かってもらえなかったりするとがっかりするけど、
まあ、それは気にしないことにしよう!
半分グチみたいになっちゃったかな…。
よかったら皆さんもコメントに
グチでもなんでも書き込んでください。
最後まで読んでくれてありがとう。( ̄∇ ̄)
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